2009年7月5日日曜日
「ツァム」民族舞踊
古代の宗教の仮面舞踊、つまり「ツァム」は特別な宗派及び仏教の教えを表現する。
さらにツァムは、装飾付の衣装を着用した専門のダンサーが踊る舞台芸術でもある。
この舞踊で人や動物、敵、または様々な性格を表している。かぶった仮面や音楽のリズムによってその主役の外見をつくる。
ツァム舞踊の仮面は多様な著作の悪 と善の性質を象徴するほか、ライオン、鵬などの動物の形も象徴し模倣されている。
また、衣装の色及び装飾は仮面と一致する。8世紀の頃、インドのホトクト (卓越した活仏に、授けられる最高の僧職の称号)バダムジョナイ活仏が初の仏教寺院に祝福を授けるため、モンゴルを訪れた時、初めてツァム舞踊を紹介し た。
その以降、ツァム仮面舞踊を演奏してきたという歴史があり、モンゴルの500~700の寺院が自分たちの特徴を表現したツァムの儀式を作ったという。
モンゴルゲル
こんにちは、今日はモンゴルゲルについて書こうと思う。
モンゴルゲルを円形の木造で、フェルトの天井の白い住居など、簡単に想像できる。モンゴルゲルは、木造の囲いとフェルト層から成り立つ。木造の囲いを「ハナ(壁)」と呼ぶ。平均ゲルは6~8のハナから構成されており、ドアは特別な一部 分である。
天井は傘のような形をしている。天井に差し込む棒を“オニ”と呼ぶ。天井の中央部に煙が出るほか、清潔な空気や明かりが入ってくる小さな穴、つ まりトーノがある。歴史的伝統によるとドアはフェルトのカーテンだったのが、現在、多様な彫刻で飾った木造のドアとなっている。
ドアはたいてい南向きなの は風が東北から吹いているためである。
ゲルの木造のハナを組み立てた後、厚いフェルトを張り付けたうえ白い布をかける。フェルトは雪や雨がにじ まないように防ぐ。家畜の剛毛で作られたロープ、毛糸で作られたフェルトがゲルを丈夫に保っている。夏季に1枚、冬季に2~3枚のフェルトで覆う。ゲルの 平均重さは25キロであり、ラクダや牛車に積み運ぶ。
ゲルの中央にストーブが置かれ、これをモンゴル語で「ゴロムト(火床)」といい、ゲルの一番大切な場 所である。ゲルの内部は基本的に2つに分けられる。左側に主婦の道具が置かれており、右側に主人のベッド及び家具が置かれている。主人の鞍や他の乗馬用具 もこの側にある。この習慣では男性は家の右側、女性は左側にいる。
ドアの反対側を「ホイモル(奥)」と呼び、そこには宗教用具や様々なものを預ける箱もある。モンゴルを旅行する観光客はゲルのキャンプ場で休み、モンゴルの習慣を自由に味わえる。面白いでしょう!
2009年7月3日金曜日
野生の馬「タヒ」
馬は人類の歴史において、かなり早い時期から家畜化されたため、野生種はほとんど存在しません。
一部、アメリカや宮崎県都井岬などに家畜が野生化した馬はいますが、真の意味で野生ト言えるのは、モンゴル固有のタヒだけなのです。
しかし、このタヒも1960年代に一度、絶滅しかけたことがあります。モンゴルでは姿を消したタヒですが、辛いオランダをはじめ各国の動物園で飼育されていました。1992年、そのタヒをモンゴルに連れて着て、繁殖を続け、野生に戻すという計画がスタート。
現在、200頭以上に増えたタヒは、モンゴル政府の保護のもと、フスタイ国立公園、アルタイ村の2ヵ所で生息しています。特に、約150頭画生息しているフスタイでは、ツアーも行われているので、ぜひ貴重な野生馬タヒを見てください。
モンゴル人の名前
モンゴル人の名前は、日本や欧米のような姓はなく、父親の名前・自分の名前という順番で表記します。
たえとば、横綱朝青龍の本名ドルゴルスレン・ダグワドルジは、ドルゴルスレンが父親の名前であり、ドルゴルスレンのダグワドルジという意味であり。日本語で言えば「一郎の太郎」といった感じです。
モンゴル人の名前は意味のあることが多く、朝青龍のダグワドルジのダグワは「ラマ教の神様の名前」、ドルジは「強い、誰にも負けない」という意味があります。
そして、私の本名はナランツェツェグ。ナランツェツェグのナラは「太陽」、ツェツェグは「花」、ンは助詞になり、あわせて太陽の花「ヒマワリ」という意味を表しています。面白いでしょう、、、
たえとば、横綱朝青龍の本名ドルゴルスレン・ダグワドルジは、ドルゴルスレンが父親の名前であり、ドルゴルスレンのダグワドルジという意味であり。日本語で言えば「一郎の太郎」といった感じです。
モンゴル人の名前は意味のあることが多く、朝青龍のダグワドルジのダグワは「ラマ教の神様の名前」、ドルジは「強い、誰にも負けない」という意味があります。
そして、私の本名はナランツェツェグ。ナランツェツェグのナラは「太陽」、ツェツェグは「花」、ンは助詞になり、あわせて太陽の花「ヒマワリ」という意味を表しています。面白いでしょう、、、
2009年7月2日木曜日
野生の羊について
世界で生息している『野生の羊』にはいくつかの種類がありますが、一般にはアジア、ヨーロッパ、北アメリカなどの万年雪に覆われた高山地帯を中心に暮らし ています。モンゴルでの野生の羊の多くは西南部のゴビアルタイ県にあるハンガイ山脈の高い山々で暮らしています。モンゴルに生息する野生の羊はほかの種類 よりも特に体が大きいといわれています。そして足は細くて長く、毛は薄く、尻尾が短いのが特徴ですが、遊牧民が飼っている普通の羊ともよく似ています。体 重は200キロ、体調は120センチというオスは大きく巻いた角を持っており、その長さは体長を超える160センチ~180センチにもなります。野生のオ ス羊はアルガルといい、メスはヤンギルと呼ばれ、メスの角はオスよりも短くなっています。野生の羊の色は1年の間に変化していきます。何よりも周りの自然 や環境によって影響を受けるのです。一般的には薄い茶色が多いのですが、春になるとだんだんその色は薄くなっていき、おなかと口の周りは白い色をしていま す。野生の羊は山間部に生息する動物ですが、野生のヤギのように岩の多いところでは暮らしません。また、野生の羊は単独では行動しません。1,2 頭~4,5頭、時には30~40頭もの大きな群れを作って牧草地に出ます。
さて、広いモンゴルでも比較的温暖な気候の乾燥地帯であるゴビでは草の生えた小さな丘や谷などが野生の羊の住む場所になるのですが、夏の暑い時期はゴビの 羊は朝と夜の涼しい時間に草を食べに出歩き、真昼の間は日陰で寝そべったりして過ごします。そしおて野生の羊の妊娠期間は7か月間で、4月~5月にかけて 子供を生みます。現在モンゴルでは野生の羊の生息数を増やすためにその狩猟が禁じられています。野生の羊がどうしてハンターに狙われるか、肉は普通の羊の 味とほとんど変わらないといいますが、肉用としてもまたそれ以上に角を取るためによく狩猟の対象となっているのです。ではここでかつて、野生の羊を狩猟し た外国人のハンターの日記を紹介しようと思います。「モンゴルに来て以来、今回の野生の羊狩りは、私たちにとってこれまで一番興味深く、とても最高でし た。私たちが宿泊しているこの山では1日に275頭の野生の羊が確認されています。その中の160頭まではメスでした。この羊の群れを見ると、野生の羊狩 りに興味を持つ者なら誰でもいずれ来ざるを得ない場所、夢の世界にやってきたんだということがわかるでしょう。私たちのグループに中に、それまでモンゴル 地域で暮らす野生の羊が持っているあの石のようなそして150~160センチもある大きく長いすばらしい角を見たことがある者は一人もいなかったのです。 こんなに大きな角を持った羊たちがアルタイ山脈の麓で草を食べ、まるで鉄砲でも打っているかのような大きな音を立ててぶつかりあっている様子を目のあたり にし、そして自分の耳でその音を聞いた人は疲れなども忘れてしまい、高い山へと登り続けることが楽しくて仕方ないでしょう」と書いています。モンゴルの野 生の羊はその美しい角で有名です。昔の女性たちは髪飾りを羊の角に似せて作り、美しさを競いました。そして、現在では残念ながら羊は美しい角を持っている ために乱獲の対象にもなっています。
さて、広いモンゴルでも比較的温暖な気候の乾燥地帯であるゴビでは草の生えた小さな丘や谷などが野生の羊の住む場所になるのですが、夏の暑い時期はゴビの 羊は朝と夜の涼しい時間に草を食べに出歩き、真昼の間は日陰で寝そべったりして過ごします。そしおて野生の羊の妊娠期間は7か月間で、4月~5月にかけて 子供を生みます。現在モンゴルでは野生の羊の生息数を増やすためにその狩猟が禁じられています。野生の羊がどうしてハンターに狙われるか、肉は普通の羊の 味とほとんど変わらないといいますが、肉用としてもまたそれ以上に角を取るためによく狩猟の対象となっているのです。ではここでかつて、野生の羊を狩猟し た外国人のハンターの日記を紹介しようと思います。「モンゴルに来て以来、今回の野生の羊狩りは、私たちにとってこれまで一番興味深く、とても最高でし た。私たちが宿泊しているこの山では1日に275頭の野生の羊が確認されています。その中の160頭まではメスでした。この羊の群れを見ると、野生の羊狩 りに興味を持つ者なら誰でもいずれ来ざるを得ない場所、夢の世界にやってきたんだということがわかるでしょう。私たちのグループに中に、それまでモンゴル 地域で暮らす野生の羊が持っているあの石のようなそして150~160センチもある大きく長いすばらしい角を見たことがある者は一人もいなかったのです。 こんなに大きな角を持った羊たちがアルタイ山脈の麓で草を食べ、まるで鉄砲でも打っているかのような大きな音を立ててぶつかりあっている様子を目のあたり にし、そして自分の耳でその音を聞いた人は疲れなども忘れてしまい、高い山へと登り続けることが楽しくて仕方ないでしょう」と書いています。モンゴルの野 生の羊はその美しい角で有名です。昔の女性たちは髪飾りを羊の角に似せて作り、美しさを競いました。そして、現在では残念ながら羊は美しい角を持っている ために乱獲の対象にもなっています。
ウランバートル市の人口増加
モンゴルの首都ウランバートルに、人口の中央集中化がここ数年、急激に進行してきており、市内の住宅事情、空き地の無断利用により、居住環境に悪影響を与え、緊急を要する問題となっています。
近年、モンゴルで都市化が徐々に進んでいます。そして、モンゴル人、中でも若者たちが都会へ向かう傾向が急激に高まっています。
2008年5月31日現在、ウランバートルには、全人口の5分の2にあたる、104万4500人が暮らしており、人口密度はほかの地域に際立って高く、1平方キロメートル当たり222人となっています。
ここ3、4年には、モンゴルの中央から遠く離れている県や郡から首都へ向けて大移動が続いています。
この問題を解決するため、ウランバートル市の管理局が、首都の住民となるためには地方から来る人、一人あたり5万トゥグルク、米ドルで50ドルの税金を徴収していますが、ウランバートルへの集中移動はいっこうに減少せず、頭を悩ませる問題となっています。ウランバートル市の中心部から少し離れたところには多くのゲル集落が作られて、殆どがゲルや、木材 を使い住宅を作っています。それではここで、どのような原因で、田舎の人々は首都へ移動するようになっているのでしょうか。少しお話ししましょう。電気と道路舗装問題と言ったインフラ問題を初め、雇用状況、学校や文化生活の遅れなど、多くが不安な状況にあるといった多くの原因がかさなって、首都の人口集かおこっています。
又、6,7年前にモンゴルで発生した雪害や干ばつなど自然災害により、多くの遊牧民が生活の糧である家畜を失い、町に住んで労働しようとウランバートルへ 移動するようになりました。なお、家畜を失い、県や郡の中心など町へ移動して来た家族はモンゴル全土でかなりの数を占めています。これらの理由により、ウ ランバートルの人口増加が急速に進んでいます。そのため、モンゴル政府は、人口の集中を抑制し、町の自然環境の保護、ゴミ問題や大気汚染問題を解決するた め努力しています。地方から移動してきている人達が、許可されていないところに柵や建物を立て、居住しているのを整理し、高電圧線や洪水の危険があるとこ ろに立っている住居を移動させる活動も行われています。人口の集中化を減少させるためには、モンゴルの各地でインフラ整備を行う事が重要です。そのため、 モンゴル政府は「ミレニアム道路」と言うモンゴルの国土縦横に走る舗装道路を建設しています。この計画を実施したことでモンゴルの地方開発が進み、ウラン バートル市への人口集中が減少するだろうと期待されています。
近年、モンゴルで都市化が徐々に進んでいます。そして、モンゴル人、中でも若者たちが都会へ向かう傾向が急激に高まっています。
2008年5月31日現在、ウランバートルには、全人口の5分の2にあたる、104万4500人が暮らしており、人口密度はほかの地域に際立って高く、1平方キロメートル当たり222人となっています。
ここ3、4年には、モンゴルの中央から遠く離れている県や郡から首都へ向けて大移動が続いています。
この問題を解決するため、ウランバートル市の管理局が、首都の住民となるためには地方から来る人、一人あたり5万トゥグルク、米ドルで50ドルの税金を徴収していますが、ウランバートルへの集中移動はいっこうに減少せず、頭を悩ませる問題となっています。ウランバートル市の中心部から少し離れたところには多くのゲル集落が作られて、殆どがゲルや、木材 を使い住宅を作っています。それではここで、どのような原因で、田舎の人々は首都へ移動するようになっているのでしょうか。少しお話ししましょう。電気と道路舗装問題と言ったインフラ問題を初め、雇用状況、学校や文化生活の遅れなど、多くが不安な状況にあるといった多くの原因がかさなって、首都の人口集かおこっています。
又、6,7年前にモンゴルで発生した雪害や干ばつなど自然災害により、多くの遊牧民が生活の糧である家畜を失い、町に住んで労働しようとウランバートルへ 移動するようになりました。なお、家畜を失い、県や郡の中心など町へ移動して来た家族はモンゴル全土でかなりの数を占めています。これらの理由により、ウ ランバートルの人口増加が急速に進んでいます。そのため、モンゴル政府は、人口の集中を抑制し、町の自然環境の保護、ゴミ問題や大気汚染問題を解決するた め努力しています。地方から移動してきている人達が、許可されていないところに柵や建物を立て、居住しているのを整理し、高電圧線や洪水の危険があるとこ ろに立っている住居を移動させる活動も行われています。人口の集中化を減少させるためには、モンゴルの各地でインフラ整備を行う事が重要です。そのため、 モンゴル政府は「ミレニアム道路」と言うモンゴルの国土縦横に走る舗装道路を建設しています。この計画を実施したことでモンゴルの地方開発が進み、ウラン バートル市への人口集中が減少するだろうと期待されています。
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